2016.4.4

先般、ブログ管理人は、シベリア抑留に関して執筆しました。
シベリア抑留ー死亡者数の考察

しかし、管理人の無知無学により、重大な間違いがありました。誤った情報拡散をふせぐため、今回は通常の修正ではなく、あらたな記事としました。

その重大な間違いとは、シベリア抑留において軍人・軍属を「捕虜」としたことです。しかし、次の二つの観点から「捕虜」という字句を使うのは不適切でした。

第一に、強制連行させられた軍人・軍属は、ハーグ陸戦条約等で規定された捕虜の扱いを受けていません。その苛酷な扱いは奴隷以下でしたから、「犯罪犠牲者」「強制労働犠牲者」が実態でした。

第二に、ソ連はポツダム宣言を守っていません。
日本が降伏に先立って受諾したポツダム宣言。その第9項には次の規定があります。
(9)  The Japanese military forces, after being completely disarmed,shall be permitted to return to their homes with the opportunity to lead peaceful and productive lives.

しかし、ソ連は完全に反故。

(2016.4.9修正)そもそも、日ソ中立条約を一方的に破棄したのはソ連。 そもそも、日ソ中立条約に違反し対日侵略したのはソ連。それに加えて、広義の条約であるポツダム宣言違背ですから、ソ連側の主張に一片の道理もありません。

この二点から、強制的に抑留された軍人・軍属を、ソ連側が主張するままに「捕虜」と呼ぶことは、非道な悪行を正当化しかねません。

以上を踏まえ、拙ブログでは、阿部軍治『シベリア強制抑留の実態』(彩流社、2005年)に倣い、「シベリア強制抑留」による「シベリア強制抑留者」とします。強制を二文字を入れて、ソ連の「非・人道性」を明確にしていきます。

なお、これとは別に、シベリア強制抑留された軍人・軍属の国際法上の地位について考えてみました。前述のポツダム宣言第9項から考慮すれば、武装解除後においては、後年(1949年)締結された文民条約第4条の「被保護者」に当たるはずです。

つまり、シベリア強制抑留者とは、単なる投降兵ではありません。まったく違う地位であったことを明記しておきます。

蛇足ながら、シベリア抑留中は捕虜であったとして未払い賃金を求める運動がありますが、下記に引用したとおり日本共産党とのつながりを感じます。詳細な実態は分かりませんが併せて注意喚起します。
 

日本共産党
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik/2002-11-23/20_1402.html

 

2017.1.21追記

当方の主張は上書きしていくので、シベリア強制抑留のカテゴリを開き最新の内容を確認して欲しい。


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