2020.5.3

 

最初に、拙ブログでは新型コロナウイルスと呼び、以下、コロナと略する。武漢ウイルス・病名「COVID-19」・ウイルス名「SARS-CoV-2」のいずれかを使うべきか色々迷ったが、執筆上の都合でコロナとした(注1)。

 

さて、コロナについて、ブログ管理人(以下、管理人)の考えを述べたい。

 

管理人自身は仮にコロナに感染しても運命だと思うから、死生観上の恐れはない。だが、社会生活上は恐れる。それは、自分が感染すれば医療従事者に多大な労力と緊張を強いることになるからだ。これは何としてでも回避したい。(罹患しても病院に行かないという選択肢もあるが、さすがにそこまで悟りを開いていない)

 

それとは別に、管理人は日頃40人ぐらいと接している。その中には大病を患った者もいるし、子供も高齢者もいる。また介護施設に入所した者もいる。

 

自分が感染してこの方々に移すことを非常に恐れる。だから、政府の要請に唯々諾々と従うのではなく、本来の意味の“自粛”をしている。

 

ところで、ここ数日、管理人のTwitterのTLに「緊急事態宣言の延長反対」が流れてくるようになった。保守主義者、自由主義者を標榜する方々(以下、標榜する方々)のツイートであり、様々な理由が付されている。

 

要約した上で、その一つひとつについて、管理人の意見を述べたい。

 

1.放射脳ならぬコロナ脳で議論が非科学的だ。
放射線被曝なら国際的な基準もあるが、コロナはそれ自体がまだよく分かっていない。それでコロナ脳と非難するのは誹謗ではないだろうか。

 

2.従来のインフルエンザでも多くの人が死ぬ。だからゼロリスクはナンセンスだ。
インフルエンザはワクチンも治療薬もあるがコロナには無い(2020年5月3日現在)。コロナのワクチンや治療薬(以下、単に新薬)があるなかで罹患したり病没するのなら、それは“摂理”の範疇であると思う。多くの人はゼロリスクなど望んでいないと思う。

 

3.重症化が予想される高齢者や基礎疾患を有する人が人と接触せず自粛すればいい。ごく少数の者のために、働き手を潰すつもりか。
家族は自然的に成長した「中間組織」であり、大切にしなければならない。これは、保守主義の根本のはずだ。高齢者や基礎疾患を有する人も当然家族の一員だ。(仮に周りにそうした人がいなくても、想像すれば分かると思うが)

 

4.集団免疫の獲得を優先させろ。

コロナの場合、六割〜七割が感染すれば集団免疫を獲得でき感染が急速に終息するようである。しかし、免疫を持たない高齢者や基礎疾患を有する人は重症化しやすいことは変わりない。つまり、新薬もない現状で、これらの人を犠牲にすることと同義ではないか。

 

5.コロナで死ぬより家計困窮の自殺者が多くなる。
家計困窮で自殺者が増える云々はリフレ派がよく使う手法だ。それを批判してきたのは標榜する方々ではなかったのか。ちなみに、バブルの踊った時代(1986年〜1991年)でも相当数の自殺者がいたのを忘れたのであろうか。


6.このままでは経済破綻するぞ。
そのような脅迫紛いの思考こそ、標榜する方々が「誤りだ」「卑しむべきだ」と批判してきたのではないか。

 

以上だ。

 

管理人は、新薬が無い状態で感染対策を中座することに反対である。新薬ができないまでも既存薬で代用でき一定の効果が確認できることが、緩和の条件と考える。

 

それまでは我慢だと思う。(注2)

 

なお、新薬開発のスピードを凌駕して感染拡大する可能性も高い。望むと望まざるに関わらず、事実上の集団免疫を獲得することも想定される。

 

そうしたことを理解しつつ、それでも新薬が開発されるまでの“時間稼ぎ”として自粛することは、篤行だと思う。


注1
コロナと呼ぶと「中共隠しだ」と批判が出そうだが、管理人は武漢ウイルス研究所からの漏出を強く疑っている。さらに、中国共産党は「このウイルスは731部隊が作り出した極秘ウイルスだ」「それが漏れだして感染したのだから日本は世界に賠償せよ」とか言い出しかねないことを恐れる立場だ。これは決して冗談でない。何せ中国共産党のやることだから、そのぐらい警戒しておくべきだ。

 

注2
コロナ対策として、公園を閉鎖する意味が分からない。密閉した空間ではないので、感染リスクは非常に低いはずだ。公園閉鎖など“自粛疲れ”を引き起こすだけだ。また、屋外でするスポーツは、新薬開発に関わらず一定の条件(ミーティングをしない・無観客等)を付けるものの、できる限り解禁すべきだと思う。

 

附記(2020.5.4)

このブログをアップして四時間後に、特定警戒都道府県でも公園や博物館、それに図書館や美術館の活動再開検討のニュースが流れた。三密の主旨を考えれば、当然である。多くの国民は公園でもマスクを着用するから、一日も早く開放して欲しい。

 

追記(2020.5.4)

高温多湿になればコロナが収束するとの予想もある。この予想どおりになれば、大幅な緩和はできるだろう。しかし、シンガポールは年中高温多湿であるが感染は拡大した。だから予断を許さない。(反対に、シンガポールについては高温多湿がゆえに感染が拡大しても「感染爆発」に至らないという考え方もある。)

 

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