2018.6.20

 

身振り手振りのパフォーマンスだけでなく、ハマコー(浜田幸一のこと、以下、ハマコー)は傷害事件で懲役1年の元暴力団員、片やトランプ大統領は破産四回の不動産王、その毀誉褒貶の激しさも似ている。

 

ハマコーは台湾を重視し、また自由主義国との連携を大切にした。米国に対し辛辣なことを言うものの徹底した反米になることはなかった。特に、小泉元総理・ブッシュ元大統領の良好な関係を称えていたことを思い出す。

 

また、政治家(利権屋?)としてはかなり早い段階で、中国と並ぶ人口大国・インドの可能性について言及していた。何かの雑誌だったと思うが(詳しく覚えていない)、元暴力団員のくせに、国際的視野が広いなと感心した記憶がある。もっとも、新しい利権の臭いを嗅ぎつけ、利権独り占めを目論んだだけかもしれないが。

 

トランプ大統領にしても嘘くさい「気候変動」を相手にせず、なかなか見上げ根性の持ち主だ。それから、トランプ大統領のツイートが何かと物議を醸すが、ハマコーもTwitterを上手に利用していた。こうした点も似ている。

 

だから、私はトランプ大統領を見るとき、ハマコーを重ねる。こうすれば、ストレスが軽減される。トランプ大統領に深遠な政治哲学を望んでもしかたがないし、故レーガン元大統領の「政治力」を夢見るのは端から無理がある。

 

ちなみに、ハマコーは乱暴な言葉遣いをするものの、メディアを上手に使い決定的に対立することは無かった。また、罵倒する相手は、主として日本共産党・旧社会党・自民党の同僚議員であり、一般国民に対しては慎重に言葉を選んでいた。

 

この点に限れば、ハマコーは大衆政治家として、トランプ大統領より一枚上手だと思う。

 

 

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