2014.10.25

先日、書店に立ち寄ったとき、大川隆法の霊言本がずらりと並ぶなか、ふと次のタイトルが目に入りました。
それは「ムハンマドの幸福論」。

慌てて本を開くと、そこにはなんとイスラム教開祖であるムハンマドの「霊言」。

「孔子」「ソクラテス」「北条政子」の幸福論であれば(実際に出版している)、目くじら立てる人はいないと思いますが、さすがにムハンマドの霊言は度を越しています。

1988年、英国の作家サルマン・ラシュディは「悪魔の詩」というムハンマドを侮辱する小説を書き、それに激怒したイランのホメイニ師は事実上の“死刑宣告”をしました。そんな中で、1991年、日本語の翻訳を担当した五十嵐一さんが殺害される事件が起こりました。犯人は捕まっていませんが、イランの関与が強く疑われたのを記憶しています。1993年には、トルコ語翻訳者の集会が襲撃され、37名が死亡しました。

大川隆法ですから、当然そうしたことは認識したうえで、ムハンマドの霊言をする訳ですから、これは殉教願望があるとしか思えません。加えて、誰かが止めるように説得した気配もありません。以上から、大川隆法の殉教は幸福の科学の「既定路線」かもしれません(笑)。

ブログ管理人は、大川隆法の生死に興味も関心もありません。が、日本国内で暗殺という違法行為が行われることは、断じて認めることはできません。
もしも、大川隆法に殉教願望があるのなら、国外の地で「イスラム国」幹部に会い、ぜひ「ムハンマドの霊言」を伝えて欲しいと思います。これであれば、数時間後に残虐な動画が配信され話題になると思いますので、大川隆法の願望は少しは満たされるのではないでしょうか。

いずれにしても、こんな大川隆法を総裁と仰ぐ「幸福の科学」って、本当にバカバカしい団体です。サリンこそ製造しませんが、それ以外の知的レベルはオウム真理教と代わりません。


JUGEMテーマ:憲法改正