2014.4.30

ブログ管理人は、既に以下をアップしました。
いずれも危険な概念です。

・国民主権は恐ろしい http://kenpoukaisei.jugem.jp/?cid=6
・人権、それは危険な概念 http://kenpoukaisei.jugem.jp/?page=1&cid=6
・人権と外国人地方参政権 http://kenpoukaisei.jugem.jp/?page=2&cid=6
・民主主義の「混乱」を考察する http://kenpoukaisei.jugem.jp/?page=3&cid=6
・平和主義とカルト教団『平和真理教』 http://kenpoukaisei.jugem.jp/?eid=19

これと同様か、それ以上に警戒すべき危険な思想が「平等」です。
「国民主権」などは日頃あまり意識することはありませんが、この「平等」は日常生活の中でじわじわと増殖していくのが特徴です。
「平等」は、社会の不平等を餌にして増殖する致死性の高いウイルスのようなものです。
“平等な社会を実現するため、国家体制を革新すべきた!”

しかし、最近は、さすがに「平等」を耳にすることは減りました。
なぜなら、私有財産を廃止して「平等」を強制した国家は、悉く悲惨な状態になりました。レーニン・毛沢東・金日成・ポルポトらの蛮行は、誰もが知るところとなりました。
“理想の平等国家”とは、北朝鮮のように、ごく一握りに指導者層を除いて、すべてが等しく餓えていて、簡単に人命が奪われる狂気の国家です。

また、政治に疎い人たちも、手を繋いでゴールする運動会の光景を見て気づきました。
“平等は、努力を尊ばず人間を堕落させる。そして社会を貧しくする”
現在、「平等」を主張するのは、共産主義・社会主義の活動家か、よほど知性が低いかのどちらかです。

しかし、この「平等」は、よく焼き直しされます。
「平等」は、まず名前変えて「機会均等」と“平等隠し”を行いました。
そして、「格差社会」と装いを変えて、猛威を振るうようになりました。
特に、ここ数年、テレビ番組などで、有名大学に入学した学生の親の平均所得と、入学できなかった学生の親の平均所得の比較を頻繁に行うようになりました。これにより『所得格差が教育格差を生じている、もっと分配を進めなくてはならない』という刷り込みがなされます。これが隠された狙いです。
つまり、「格差社会」とは、脈々と続く「平等」思想の焼き直しにすぎません。分配依存を高めて“理想の平等国家”を作るための手段であり、しかもカムフラージュに「教育」を使う陰険さです。

中学生・高校生は“悩み多き思春期”でもあり、教育格差をきっかけに「革命思想」に嵌まりやすくなります。
“教育格差さえ解消されていたら、もっと良い大学に行けたはず。腐った国家はリセットしなければならない”
「平等」は、子供達の心を歪めてしまうので、その点でも危険な思想です。

このように罪深い「平等」ですが、遅ればせながら左翼と「格差社会」が密接であることが理解され始めした。
そのため、「平等」思想は、更に焼き直しされる可能性があります。
次は「社会的不公正の是正」とでもするのでしょうか…。
 
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