2020.2.12

 

まずは、引用する。

この墓は、他の伊都国王の墓と比べて、武器が少なく、鏡が多く、棺内から女性の装飾品が多く発見されたことから、従来は伊都国の女王の墓と考えられた。

週刊スパ2020年1/14・1/21の合併号のゴーマニズム宣言70頁

 

伊都国を糸原市と比定するのは小林氏の勝手だが、これだと定説のような書きっぷりだ。いまだに論争が続いているのに。「他の伊都国王の墓」とあるが、前述と同様だ。いつ誰が特定できたのか。これが特定できているのなら、邪馬台国論争は決着がついているはずだ。

 

さらに、次も疑問だ。

・武器が少ないとなぜ女王の墓になるのか。

・女性の装飾品とは具体的に何か。女性の装飾品が多いと女王の墓になるのか。

 

小林氏を含む邪馬台国論者の女性観は、固定観念に囚われているのではないか。古代であっても女性は自分を美しく飾りたいと、思い込んでいる。

 

部族を守るリーダーであったら、女王であっても武器を一緒に埋葬してもおかしくない。その逆に男性の王が女性の装飾品を一緒に埋葬したとしても、何かおかしいだろうか。それに、鏡が祭祀に使われたと仮定して、男の墓に多数埋葬されていても矛盾はない。男は祭祀に関われなかったのだろうか。

 

加えて、卑弥呼が鬼道に通じたシャーマン的な人物であれば、普通の女性と違っていても不思議ではない。思考・行動様式が同じと思わないほうがよい。

 

こうした誰にでも想像できることを考慮せず、あれは女性の墓だ女王の墓だと極め付けることは愚かだと思う。

 

 

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