2019.12.30

 

ブログ管理人(以下、管理人)は、かつてTV番組の中で織田信長に従う黒人に目がとまった。

 

名前は弥助。

 

調べてみると、弥助はイエズス会のアレッサンドロ・ヴァリニャーノ(以下、ヴァリニャーノ)から信長に献上された黒人だと知った。

 

これには義憤を感じた。

 

次の画像を見るだけでは単なる従者の可能性があるが、信長の権勢とイエズス会の関係及び当時の世界情勢から、信長のご機嫌を取るためにヴァリニャーノが“奴隷を贈呈”と考えるのが合理的で矛盾がない。ヴァリニャーノは宣教に関し、信長の庇護を求めたのだ。

 

NanbanGroup.JPG

出典 Wikipedia

 

当時の状況を鑑みれば、ヨーロッパ人が黒人を奴隷にすることは珍しくなかったはずだ。現代の倫理・道徳で数百年前の行為を一方的に裁くのは正当ではない。

 

しかし、イエズス会はキリスト教の宣教をしている。単なる一般人ではない。イエスの教えを説く宣教師が奴隷を引き連れるとは言語道断だ。しかも、自らの目的の為に他人に贈るとは悍ましい。人身売買という他ない。

 

これらを勘案すれば「ヴァリニャーノは偽善者」と断罪しても構わないはずだ。社会にはいろいろな偽善者がいるが、管理人は宗教家の偽善者ほど醜悪なものはないと考える。

 

これは、ヴァリニャーノ個人の問題だろうか。Wikipediaが正しければ、ヴァリニャーノはイエズス会の重要人物だ。こんな人物を重要な地位につけるイエズス会の体質の問題だ。だから、管理人はイエズス会を全く信用しなくなった。


ところで近頃、このイエズス会の嫌な記憶が蘇った。

 

それは、先頃来日した第266代ローマ教皇フランシスコによってだ。この教皇はイエズス会出身だ。

 

教皇フランシスコは、長崎で「核兵器は国家の安全保障の脅威から守ってくれるものではない」旨の演説を行った。

 

管理人がは次のように考える。日本の安全は米国の核の傘で守られている。もしも、これが無くなれば忽ちロシア・中国は日本を奪いにくるだろう。この現実を無視している。

 

ここで少し話は横にそれるが、昔をよく知る人から次の反論がきそうだ。
“保守層が大好きなヨハネ・パウロ二世(以下、パウロ二世)だって広島で核廃絶を訴えたじゃないか”

 

確かにそうである。
では、パウロ二世の演説と教皇フランシスコの演説を比べてみよう。

 

パウロ二世
カトリック中央協議会
広島で平和アピール
https://www.cbcj.catholic.jp/catholic/pope/johnpaulii/popeinjp/peace/
核兵器は力の均衡を保ち、恐怖の均衡を保つため、いたし方のないものだとする人もいます。しかし、戦争と核兵器の脅威にさらされながら、それを防ぐための、各国家の果たすべき役割、個々人の役割を考えないですますことは許されません。

 

 

教皇フランシスコ
カトリック中央協議会
教皇の日本司牧訪問 教皇のスピーチ 核兵器についてのメッセージ 長崎・爆心地公園 2019年11月24日
https://www.cbcj.catholic.jp/2019/11/24/19818/
国際的な平和と安定は、相互破壊への不安や壊滅の脅威を土台とした、どんな企てとも相いれないものです。むしろ、現在と未来のすべての人類家族が共有する相互尊重と奉仕への協力と連帯という、世界的な倫理によってのみ実現可能となります。

 

パウロ二世は、恐怖の均衡という現実のなかで、国家や個人がそれぞれ役割を果たすことを諭した。一方の教皇フランシスコは相互破壊という現実自体を全否定している。ここが、大きな違いだ。

 

だから、国防に関心がある方々から一斉に疑問の声が上がったのは当然のことだ。ひねくれ者の管理人などは「教皇フランシスコって九条の会の回し者かよ」と下衆の勘繰りをした。

 

ただし、こうした演説も、パウロ二世を意識するあまり踏み込み過ぎたと擁護する声が出るかもしれない。誰しも独自性を発揮したいとも思うし、功名心も名誉欲もあるだろう。

 

ところが、教皇フランシスコと中国の関係を考えてみると、そうした擁護は無益である。教皇フランシスコ就任前のバチカンと中国政府の対立の歴史を振り返ってみる。

 


WEDGE Infinity

バチカンと台湾の国交断絶を目指す中国

https://wedge.ismedia.jp/articles/-/14349
バチカンと台湾との国交の歴史的淵源は、バチカンが国共内戦に際し、共産党政権ではなく国民党政権と国交を結んだことにある。その後、国民党政権は台湾に亡命し、外国人神父・司教は中国本土から追放、多くの中国人神父は台湾に渡った。共産党政権側は1957年、共産党の監督下にある「愛国カトリック教会」を設立した。これに対し、時の法王ピウス12 世は、同協会の下で新司教を任命した司教は破門すると宣告し、中国のカトリック教徒(推定1000万人)は、国家公認の「愛国カトリック教会」とバチカンに忠実な「地下教会」に二分されている。


このように長年対立してきたのに関わらず、教皇フランシスコは対中関係改善に動いた。そして2018年9月22日、中国内の司教の任命に関して暫定合意に達し文書に署名した。さらに合意の一環として、中国政府によって任命された司教7人を承認した。


中国と言えば、チベット・ウィグルで「反・人道行為」を行っている。教皇フランシスコは、その中国と事実上手を結んだのである。この暫定合意は、中国の地下教会の存在を危うくする。中国に取り締まり(要は弾圧)の“免罪符”を与えたようなものだ。

 

それに、教皇フランシスコは、二人のパンチェン・ラマ11世を知らないのだろうか。パンチェン・ラマは、チベット仏教ゲルグ派でダライ・ラマに次ぐナンバー2だが、ひとりは1995年、ダライ・ラマによって認定された直後に中国政府によって事実上拉致され、今も安否不明だ。これは、地下教会の司祭・信者らに降りかかる過酷な運命を暗示している。

 

それでもパウロ二世も中国との関係改善を目指したことを以って、教皇フランシスコを擁護する声が出るかもしれない。

 

しかし、パウロ二世の元で、こうした合意もなかったはずだ。言うまでもないが、万が一、パウロ二世の元で、こうした合意がなされたのなら管理人は強く非難する。

 

以上、このような事実を俯瞰すれば、俄然教皇フランシスコとヴァリニャーノの類似性が鮮明となる。人道や道徳を棚に上げ、支配者・権力者に取り入るため媚びへつらい、その対価として宣教をやり易くする。その営為はそっくりだ。

 

ここにイエスの教えなどないと思う。あるのなら教えて欲しいものだ。

 

結論。

 

やはりイエズス会だ。昔も今も偽善者が際立つ。(全員偽善者とは言わないが)

 

JUGEMテーマ:憲法改正

 

コメント
このエントリーの二日後の出来事。
私の動物的勘はかなり冴えていた。

※適切な動画があったので差し替えた。

動画:ローマ教皇、女性信者の手をたたく 翌日に謝罪
https://www.afpbb.com/articles/-/3261879
  • by マウス
  • 2020/01/03 8:33 PM
コメントする