2019.4.7

 

水間政憲氏の著書を初めて手にしたのは図書館であった。

 

水間氏の『朝日新聞が報道した「日韓併合」の真実 韓国が主張する「七奪」は日本の「七恩」だった 』(徳間書店、2010年)は、朝日新聞の戦前の記事を調べるという“破壊力抜群”の著書であった。

 

ブログ管理人(以下、管理人)はそのアイディアに思わず唸った。ただし、同氏を深追いすることは無くそれっきりになっていた。

 

ところで、先頃『倉山満の砦』に誰かを対象にした批判が書かれていたので調べてみた。結果、それは水間氏が対象と思われるので、この機会に水間氏のブログを読んでみた。

 

 

〇緊急拡散宜しく《国会でとうとう皇太子殿下より天皇の血が濃い男系男子を指摘した大塚耕平参議院議員は日本の救世主になった》
http://mizumajyoukou.blog57.fc2.com/blog-entry-3031.html

 

●超拡散宜しく《「女性宮家」を阻止する究極の方法は、悠仁親王殿下より天皇の血が濃い又従兄弟が五名いらっしゃることを国民に知らしめることです》
http://mizumajyoukou.blog57.fc2.com/blog-entry-3032.html

 

 

読んで頭を抱えてしまった。

 

旧宮家の皇籍復帰を主張する者がこれほど酷いと、反対する者を喜ばせるだけだ。水間氏は、次を知らないのであろうか。

 

直系の子孫在らさゞるときは、傍系より入りて大統を継ぎたまふといえども、すでに大統を継ぎたまへば、その直系の子孫はすなわち正系の皇胤なり。


(管理人注 読みやすくするため旧字は使っていない)
帝国学士院編『帝室制度史』第三巻、四九頁 

 

大統(天皇位)を継げば、その子孫が正系となるので、血の濃さは関係ない。関連するが、皇籍復帰された宮家が、将来仮に大統を継ぐことがあれば、その子孫が正系となる。これまた血の濃さは関係ないのだ。これは、皇位継承の基本だ。

 

だが、ここまでなら、皇籍復帰を願うあまりの“勇み足”と擁護する声があるかもしれない。

 

そうした方でも、次には絶句するのではないだろうか。

 

●緊急拡散宜しく《菅官房長官が「女性宮家」推進を明言、保守派国民は総力を結集して阻止しなくては日本崩壊です》
http://mizumajyoukou.blog57.fc2.com/blog-entry-3028.html

 

皇統の伝統から「東宮」を廃止し、
「上皇后」などを造語してワガママ放題の「美智子皇后陛下」の横暴は
永田町界隈では常識になっていても、我が国のマスコミは知ってか知らずか、
見てみぬふりをしております。

 

どうやら、これが水間氏の本質のようだ。

 

JUGEMテーマ:憲法改正

 

コメント
マウス様

ブログの更新が滞られていらっしゃいましたので、ご体調等を心配しておりましたが、通常運転に戻られた御様子、うれしく思います。

ところで、水間正憲氏は民族派の中ではやや「まとも」なほうだと思っておりましたが、皇位継承の見識についてはからきしのようですね。

ご引用2段目には、

《今上陛下のお姉さまの照宮成子内親王と東久邇盛厚王と御結婚され三名の男子が誕生されており、それぞれ皇太子殿下より天皇陛下の血が濃いことは、国民にはいまだ認知されてません。》

とありますが、そもそも東久邇盛厚王の御子孫がどうして皇太子殿下よりも《天皇陛下の血が濃い》ということになるのでしょうか? 

これは、

・成子内親王が昭和天皇の第一皇女であるから、その子孫は民間女性出身の女性との間に生まれた皇太子殿下よりも「天皇陛下の血が濃い」と考えている(注)

(注)水間氏がいいたいことを正確にいえば「天皇の血が濃い」。「天皇陛下の〜」としているので論旨がわかりづらくなっている

と考えているのでしょう。《悠仁親王殿下より天皇の血が濃い五名の男子》としていることからも明らかです。それにしても、皇太子殿下よりも 《天皇陛下の血が濃い》という発想は珍妙このうえない理解です。

そもそも万世一系の皇統とは、今上陛下や宮家の男系の血統をたどれば、ただちに皇祖にたどりつくことができることですから、血統の遠近は関係ない、お相手の女性が皇族であるか否かは関係がない、ということと同義であることに対して、決定的な認識不足です。そうすると水間氏の考えには、女系論の「双系」に近い認識を持っていることになります。

万世一系の皇統に対する理解があやまっているということはつまり、水間氏が皇統や皇室に対する真の尊崇の念を持ちあわせていないと推測できます。

水間氏にかぎらず、対朝鮮・対シナ論戦における「愛国」ぶりが、よこしまな皇室観を目立たなくさせている目くらましとして機能しているように思われます。民族系の動向については監視を怠ってはならないと思います。
  • by 真正保守主義ブログ管理人
  • 2019/04/07 9:41 AM
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