2017.7.20

 

皇統を愚弄することに関して、倉山満は人後に落ちない。

 

 息子(中大兄皇子)は素行が悪すぎてなかなか天皇にはなれませんでしたが、次々と政敵を排除し、強大な権力を握っていきました。えげつないのは叔父の孝徳天皇を憤死に追いやるやり方で、天皇の皇后かつ自分の実妹の間人皇女と不倫をしたあげく、群臣を引き連れて飛鳥の都に帰ってしまい、一人残された天皇はほどなくして病没するという末路です。当時は異母姉妹との近親相姦は許容されていましたが、中大兄皇子の場合は実妹ですから、タブーに触れていたわけです。ちなみに、弟の 大海人皇子に対しては、忠誠心の証として美貌の才女として知られた恋人の額田王を差し出させました。大海人皇子の方も心得たもので、二つ返事で差し出しながら裏で、恋愛関係を続けていました。

 

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倉山満『日本一やさしい天皇の講座』扶桑社、2017年、33頁

 

1.息子(中大兄皇子)は素行が悪すぎてなかなか天皇にはなれませんでしたが、

即位しなかった理由は諸説あるはずだ。

 

2.天皇の皇后かつ自分の実妹の間人皇女と不倫をしたあげく、

通説ではない。一つの説である。

 

3.ちなみに、弟の大海人皇子に対しては、忠誠心の証として美貌の才女として知られた恋人の額田王を差し出させました。

万葉集に収められた歌から、中大兄皇子が額田王を寵愛したという説はある。しかし、あくまでも説である。それとは別に、忠誠心の証として差し出したとは、聞いたことがない。倉山の新説だろうか。もしくは、妄想か。

 

4.大海人皇子の方も心得たもので、二つ返事で差し出しながら裏で、恋愛関係を続けていました。

もはや歴史や皇統と一切関係ない。ドロドロ愛憎劇でおなじみの、一昔前の”昼メロ”だ。

 

しかし、こんな講釈師まがいの話をしてまで、なぜ中大兄皇子(兄)と大海人皇子(弟)に執着するのか。これはブログ管理人の憶測だが、現在の皇太子殿下と秋篠宮殿下に重ね合わせたい思惑がありそうだ。

 

いずれにしても、皇統を嬲る言説は醜悪である。

 

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