2017.3.26

 

注意:ネタバレあり

 

映画『シン・ゴジラ』がDVDとなった。危機管理や自衛隊の描き方が秀逸との評判。それに惹かれ、ブログ管理人は早速DVDを借りた。

 

見た感想は、見出しのとおりである。あくまでも個人の感想であるが、女優・石原さとみさん演ずるカヨコ・アン・パタースン役が変に傲慢で、ゴジラに集中できない。それに、英会話学校CMに出ている女優だから、英語の発音がどうにも気になる。一言で云って配役ミスである。

 

途中から、いっそ、石原さんが第四形態に変身して、ゴジラと戦えばいいのにと思った。(笑)

 

ここからが本題。

軍事の素人である管理人が見ただけで、以下の疑問点を見つけた。

 

1.なぜ、対潜哨戒機はゴジラを発見できないのか。

ゴジラに静粛性は無いはずだから、対潜哨戒機は少なくても再上陸前には絶対に発見できたはずだ。

 

2.海上自衛隊の存在感無し。

海上自衛隊がほとんど出てこない。ただし、ヘリコプター搭載護衛艦は、やはり災害派遣救助船の機能しかないのは、真にリアルだ。

 

3.演出とはいえ、地上戦に固執しすぎ。

再上陸する前に、対艦攻撃できるF-2戦闘機が出撃しないし、地対艦誘導弾も使われない。上陸前に攻撃したほうが民間の被害は絶対に少ないのに。

 

4.B-2爆撃機が撃墜された理由

米国専門家がつぶやく、“ゴジラにはフェーズドアレイレーダーのような器官が備わっているようだ”。フェーズドアレイレーダーでステルス機が撃墜できるのなら、ステルス機の存在価値は否定される。

 

...、しかし、映画の演出だから仕方がないと言えばそれまでだ。

 

さて、この映画の総監督・脚本は庵野秀明。庵野秀明のゴジラ映画とは、風の谷のナウシカの巨神兵+エヴァンゲリオン。アニメやサブカルチャーに詳しい方であれば、説明は不要だ。

 

そこに、海中に投棄された放射性廃棄物によりゴジラが誕生したとする左翼好みのストーリーと、「アメリカの圧力があったらしい」「従属」などと民族系が随喜の涙を流す言葉がチラホラ。さらに、「無人在来線爆弾」「無人新幹線爆弾」という奇天烈兵器も登場する(鉄道オタク向けか?)。

 

このように“ごった煮”の映画であるが、続編は確実だと思う。

 

以上、まだまだ話題の映画を評論してみた。

 

コメント
コメントする